院長のひとりごと

皆さんは、虫歯にしろ,歯槽膿漏症にしろどれくらいの、重症度として認識されているでしょうか?
歯の一本ぐらい虫歯で穴が開いたり、グラグラになって抜けたとしても、多くあるそのうちの一本ぐらいのことだから・・・と、安易に考えている方が多いのではないでしょうか?

確かに、そういうことになっても、死につながることはないかもしれません・・・が、人によっては、虫歯のバイ菌が心臓に影響を与えて大変なことになる人もいるのです。
そもそも、生物、人間が遠い祖先の原生動物が生まれる時、まずできるのは口と肛門であります。一番生きていく上で大切な部位として、口と排せつ物を出す肛門をつくるわけです。心臓をはじめとした内臓などより先に、それらを形づくるわけです。

つまり人間も同様、口の中の健康は大切なことが分かりますね。歯牙などの組織の働きとしては、まず食物を噛み砕かないと100%栄養として腸から吸収されないことが分かっています。
食べた物が、その人の免疫力となるわけですから、きちっと食べれないと、抵抗力が落ちて、ガンや成人病にもなりやすくなるわけです。もう一つ大切な役目として、体のバランスの維持があります。
両方の奥歯で健康に食べている人は肩こりがなく、元気な人が多いです。奥歯が失われると、猫背となり、猿みたいな姿勢に近付くわけです。仕事も100%実力を発揮できません。

その他、耳・目の機能にも関係してまして、体にいい形で歯を治した人が耳の聞こえが良くなったり、目が良く見える様になったということもあります
また、肌の艶が良くなったり血色が戻ってくることもあります。つまり、口の健康を直すことで体の健康も手に入るわけでして、いろいろな病院で体を伸ばしたりマッサージしたり、あるいは薬を飲んでも治らない人が歯を治すことで完治することもあるわけです。
ですから、「体が痛い、おかしい」ということだけではなく、お口の中の健康も並行して治療してもらいたいと私は考えています。
当院では、そういう考えで治療を行っております。

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